主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためカナダを訪問した韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は17日午後(日本時間18日午後)、帰国の途に就いた。李大統領が4日に就任してから海外を訪問するのは初めて。外交デビューの場となったG7サミットで、李大統領が掲げている「国益中心の実用外交」の第一歩を踏み出した。李大統領はサミットに合わせ、9カ国・地域の首脳や国連事務総長と個別に会談した。石破茂首相との会談では両国の国交正常化60年を迎え、より強固かつ成熟した韓日関係の基盤をつくっていくことや、首脳同士が相互往来する「シャトル外交」を続ける方針を確認した。トランプ米大統領とも会談する予定だったが、トランプ氏がイランとイスラエルの軍事衝突に対応するため急きょ帰国し、実現しなかった。
◇韓米日が空中訓練実施 李在明政権発足後初
空軍は18日、韓米日の戦闘機による空中訓練が同日午前、南部・済州島南方の海上で実施されたと発表した。李在明政権の発足後初となる今回の合同空中訓練には、韓国空軍の戦闘機F15Kが2機、米空軍の戦闘機F16が6機、日本の航空自衛隊の戦闘機F2が2機参加した。米国側の戦力は在韓米軍が担った。空軍は「今回の訓練は高度化する北(朝鮮)の核・ミサイルの脅威を抑止するための韓米日の安全保障協力を強化し、朝鮮半島と域内の平和と安定を維持するために実施された」と説明。今後も堅固な韓米同盟に基づき韓米日3カ国の訓練を続けていくと強調した。
◇大統領室 北朝鮮工兵のロシア派遣に憂慮「支持せず」
韓国大統領室の関係者は17日(現地時間)、北朝鮮がロシア西部クルスクに工兵や作業員6000人を派遣すると決めたことについて「憂慮すべきこと」との認識を示した。記者団から工兵などの派遣に対する大統領室の立場を問われ、「われわれは(北朝鮮の派遣を)支持しない」と答えた。韓国外交部の当局者も「北の海外労働者の受け入れ・雇用は国連安全保障理事会決議の明白な違反」とし、「北とロシアが違法な協力を続けることに厳重な憂慮を示し、直ちに中止するよう促す」と強調した。
◇NewJeansと対立の所属事務所 「元に戻って活動を」
ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)と専属契約を巡り対立している所属事務所のADOR(アドア)は「昨日、ADORがNewJeansの所属事務所であることを改めて明確に確認してくださる抗告審の決定があった」とし、NewJeansのメンバーに対し「NewJeansという元の場所に戻り、活動する契機になることを願う」との立場を明らかにした。
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