カルガリー国際空港で専用機に乗り込む李大統領夫妻=17日、カルガリー(聯合ニュース)
カルガリー国際空港で専用機に乗り込む李大統領夫妻=17日、カルガリー(聯合ニュース)
【カナナスキス(カナダ西部)聯合ニュース】主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためカナダを訪問した韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は17日午後(日本時間18日午後)、帰国の途に就いた。

 李大統領が4日に就任してから海外を訪問するのは初めて。外交デビューの場となったG7サミットで、李大統領が掲げている「国益中心の実用外交」の第一歩を踏み出した。

 李大統領はサミットに合わせ、9カ国・地域の首脳や国連事務総長と個別に会談した。

 訪問初日には南アフリカやオーストラリア首脳と相次いで会談した。2日目には日本やカナダ、欧州連合(EU)、英国、ブラジル、メキシコ、インドの首脳と会談。国連事務総長と略式会談を行った。

 石破茂首相との会談では両国の国交正常化60年を迎え、より強固かつ成熟した韓日関係の基盤をつくっていくことや、首脳同士が相互往来する「シャトル外交」を続ける方針を確認した。

 G7サミットでは韓国のエネルギー政策を紹介した。

 李大統領はトランプ米大統領とも会談する予定だったが、トランプ氏がイランとイスラエルの軍事衝突に対応するため急きょ帰国し、実現しなかった。両国は近いうちに会談を開催することを確認した。


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