会談は約30分間行われ、両首脳は両国関係の発展策などについて重点的に議論した。
李大統領は会談の冒頭、「(先週の)電話会談に続き直接お会いできうれしい。わが国では日本と韓国を『近くて遠い国』と表現する。まるで前庭を共有する隣人のように切っても切れない関係」だと述べた。
続けて「小さな違いがあり、意見の相違があるが、そのような違いを超えて韓国と日本がさまざまな面で互いに協力し役に立つ関係へと発展することを期待している」と語った。
李大統領は「特に国際通商環境や国際関係の困難が加重している」とし、「近い関係にあり、補完的関係にある韓国と日本が多くの部分で協力すれば大きく役立つだろう」と強調した。
また「今日を機に韓国と日本が未来志向的に、もう少し良い関係に発展することを願う」と期待を示した。
石破首相は、直接会ったのは初めてだが日本のテレビには李大統領が毎日出ているため初めて会った気がしないとし、李大統領の就任に祝意を示した。また、両国間の協力と連携が地域と世界のために役立つ関係になるよう期待していると強調。今年で国交正常化60周年を迎えたのを機に、両国の首脳間、政府間、企業間だけでなく国民間の交流も活性化されることを願うと述べた。
会談には韓国大統領室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長、姜由楨(カン・ユジョン)報道官、日本の橘慶一郎官房副長官、岡野正敬国家安全保障局長、鯰博行外務審議官、金井正彰外務省アジア大洋州局長らが同席した。
今回の会談は李大統領の就任から14日後に行われたもので、過去の事例と比較しても非常に早期に実現した韓日首脳会談となる。
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