特殊公務執行妨害の容疑などで尹氏を捜査する警察特別捜査団は19日に出頭して取り調べを受けるよう要請していた。
警察側は提出された尹氏の供述書と弁護人の意見書の内容を検討し、指定した19日まで尹氏側の対応を待つ方針という。
尹氏はこれまで2回の出頭要請にも応じなった。捜査機関が3回出頭を要請しても正当な理由なく応じない場合、身柄確保の段階に入る。このため警察は強制的な身柄確保の手段の検討に入るとみられる。
尹氏の弁護士の尹甲根(ユン・ガプグン)氏は聯合ニュースの取材に対し、法理的に罪が成立せず、尹錫悦氏が関与したり指示したりした事実はないという内容を意見書に盛り込んだと話した。
ただ、別の場所での対面での調査や書面での調査のような「折衷案」であれば協力するという意向を伝えたという。
尹錫悦氏は供述書で、警察が適用した容疑を強く否認し、出頭要請そのものが不当との考えを伝えたようだ。
同氏は大統領警護処に対し、自身の拘束を阻止するよう指示したとして、特殊公務執行妨害の疑いが持たれている。また、非常戒厳を宣言してから4日後の昨年12月7日、大統領警護処に軍の司令官らが使う盗聴防止用携帯電話の情報を削除するよう指示した疑いもある。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40