ショイグ氏はプーチン大統領の指示により訪朝したが、具体的な任務は明らかになっていない。
両氏が会談したのは約2週間ぶり。ショイグ氏は4日にも平壌を訪れて金氏と会談し、ウクライナ情勢や北朝鮮軍が派遣されたロシア西部クルスクの再建問題などについて話し合った。
ロシアメディアが公開したこの日の会談の映像で金氏は、建物の入り口でショイグ氏を出迎え、車から降りた同氏と3回ハグをした後、握手を交わした。
ショイグ氏がプーチン大統領の指示の下、頻繁に訪朝していると述べると、金氏は「それだけ、われわれの協力が強化されている証左だと思う」と応じた。
プーチン大統領の最側近とされるショイグ氏は3月21日にも訪朝し、金氏にプーチン氏の親書を渡しており、約3カ月の間に平壌で金氏と3度会談したことになる。
ロシア安全保障会議はこの日の会談について、今月4日の合意事項の一環で、合意事項は昨年両国が締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」の枠内で履行されていると説明している。
この説明を踏まえると、会談では北朝鮮のクルスク派兵の後続措置が議論される可能性がある。このほかロシアとウクライナの停戦協議や李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領就任後の朝鮮半島情勢、イスラエルによるイラン攻撃などの国際情勢について意見を交わす可能性もある。
プーチン大統領の訪朝から1年になるのを前に、金氏のロシア訪問が議題に含まる公算も大きい。
プーチン氏は昨年6月19日に平壌を訪れ、金氏と会談した後、「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結した。両国は同年12月4日に発効した同条約で関係を多方面で強化。北朝鮮のクルスクへの派兵も同条約に基づくと主張している。
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