信号機に残り秒数の表示機能を追加する政策は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権で検討され、試験的に導入されたものの、警察庁は導入によるデメリットの大きさを考慮して正式導入を見送った。
韓国道路交通公団が試験導入の結果をまとめた資料によると、警察が大邱、天安、議政府など4カ所の交差点について6カ月調査した結果、青信号の残り時間を表示した信号機では、車両が停止線を越えて止まる割合が、導入前よりも約40%増加した。
運転手が青信号の残り時間を見て、信号無視などの違反で取り締まられるのを避けるために急停止を試みて、停止線をオーバーするケースが増えたとみられる。
一方で、信号違反は約37%減少した。
道路交通公団は「信号の順守率向上には肯定的な効果があったが、停止線の通過速度が設置後はかえって高くなった」とし、交通安全に否定的効果があると指摘した。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40