尹錫悦前大統領、警察の3回目の召喚にも応じない方針…強制手段を検討するか＝韓国

ユン・ソギョル（尹錫悦）前大統領が19日に出席して取り調べを受けてほしいという警察の3回目の召喚通知にも応じないものと思われる。

尹前大統領の弁護団は17日、警察の召喚による取り調べは不要だとの考えを盛り込んだ意見書を警察に提出する予定だ。なお、11日にも同じ内容を提出していた。

不出席意見書と共に尹前大統領が直接作成した陳述書も提出し、召喚調査の不当性を強調するというのが尹前大統領側の考えだ。

ただし、第3の場所で対面や書面のような‘折衷案’での取り調べの場合、協力するとの意向も一緒に伝達するものと見られる。

警察は、尹前大統領が3回目の出席要求にも応じない場合、緊急逮捕や未逮捕の状態で拘束令状申請など、身柄確保案も検討しているという。通常、捜査機関は慣例的に3回ほどの出席要求にも正当な理由なしに応じない場合、強制的手段を検討してきた。

尹前大統領は、大統領警護処に自身に対する逮捕阻止を指示した容疑（特殊公務執行妨害）で立件されている。

戒厳4日後の12月7日、大統領警護処にクァク・ジョングン（郭種根）元陸軍特殊戦司令官、イ・ジヌ（李鎭雨）元首都防衛司令官、ヨ・インヒョン（呂寅兄）元国軍防諜司令官たちの秘話フォン（機密情報をやり取りするための電話）関連情報の削除を指示した容疑（警護処法上職権乱用教師）もある。