政府は第2次補正予算で全国民に給付金を支給する方針だ(資料写真)=(聯合ニュース)
政府は第2次補正予算で全国民に給付金を支給する方針だ(資料写真)=(聯合ニュース)
◇全国民に給付金支給へ 第2次補正予算で 

 政府が消費促進のため、全国民を対象にした「民生(国民生活)回復支援金」の支給を検討していることが、16日分かった。政界関係者などによると、近く発表される第2次補正予算案に盛り込まれるという。給付金は全国民に15万ウォン(約1万5900円)ずつ支給し、低所得層とひとり親家庭には30万ウォン、基礎生活保障(生活保護)受給者には40万ウォンを支給する。これに加え、健康保険料を基準に所得上位10%を除いた全国民に10万ウォンずつ支給する。これにより、一般国民は計25万ウォン、低所得層は40万ウォン、基礎生活保障受給者は50万ウォンをそれぞれ受け取ることになる。企画財政部は「補正予算の具体的な内容は確定していない」と説明した。

◇前国防相が高裁に抗告へ 条件付き保釈決定に不服 

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が宣言した「非常戒厳」に深く関与したとして内乱重要任務従事と職権乱用の罪に問われた金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官は、ソウル中央地裁が自身を職権保釈(保釈金の支払いなど条件付きの釈放)する決定を下したことを不服とし、高裁に抗告するとともに執行停止を申し立てると明らかにした。金氏側の弁護団は、今回の決定は金氏の拘束を違法に延長するための手段に過ぎないとして、金氏に命じられて戒厳に関する業務を遂行した司令官と軍将校の権利を守るため、裁判所の違法な保釈の決定に従わないとの立場を示した。

◇旧統一教会絡む疑惑 尹前大統領妻の「足のサイズ」に焦点

 「コンジン法師」と呼ばれるチョン・ソンベ氏が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)側から尹錫悦前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏への贈り物としてシャネルのバッグを受け取った疑惑に絡み、チョン氏が旧統一教会の幹部から受け取ったバッグ2点を金氏の随行秘書を務める大統領室の前行政官に渡し、別の製品に交換するよう依頼していたことが分かった。バッグ2点は別のバッグ3点と靴1足に交換されたが、検察はこのうち靴に注目しているとされる。この靴のサイズが金氏の足のサイズと同一であれば、金氏が交換を指示した証拠になり得るためだ。金氏に贈り物を渡していないというチョン氏の供述とは異なり、検察は金氏が贈り物の存在を知っており、行政官に交換を指示したのではないかとみている。一方、靴のサイズが金氏の足のサイズと異なる場合、検察が容疑を立証することが難しくなる可能性がある。

◇最大野党「国民の力」 院内代表に宋彦錫氏選出

 保守系最大野党「国民の力」は16日、議員総会を開き、国会運営を取り仕切る院内代表に宋彦錫(ソン・オンソク)国会議員(62)を選出した。宋氏は国会(定数300)で107議席を持つ最大野党の院内代表として巨大与党に対抗するとともに、大統領選で敗北した党の混乱を収拾するのが喫緊の課題となっている。同氏は派閥色が薄いとされるが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権では尹氏に近い「親尹派」とされていた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40