ジェネシスは2021年、ドイツと英国、スイスに初進出して以降、欧州の計7か国で事業を展開している。今回の市場拡大により、ドイツ、英国、フランス、イタリア、スペインといった欧州の五大自動車市場で事業を展開することになる。
電気自動車(EV)の「GV60」「GV70」「GV80」を中心に販売を行い、2026年初めに顧客に引き渡す予定だ。
今回ジェネシスが進出する4か国では、2035年から内燃機関車の販売が全面的に禁止される。これにより欧州ではエコカーの需要が急速に増加中だ。特に2027年には高級車市場におけるEVの普及が半分に迫るとみられる。
2024年におけるフランス、イタリア、スペイン、オランダの高級車市場規模は93万台で、うちEVは21万台を占める。特にフランスはは高級車の消費が多く、市場に占める割合は27%に達している。
現代自動車のハビエル・マルティネット欧州圏域本部長兼ジェネシス欧州法人長は「ジェネシスの抜きんでたデザインと顧客を中心に据えた哲学を基に、より多くの顧客にブランドを紹介できる」と述べている。
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