中華ドラマ「斛珠(コクジュ)夫人~真珠の涙~」38話では、方諸の病状が悪化する様子が描かれた。
西南地方が天災に見舞われ、西平港の駐屯軍の補給も滞り兵士たちの意欲低下を招いていた。宮廷では方海市(ほうかいし)を西平港へ派遣し、祭祀を行わせることで事態を収拾しようと提案された。方諸(ほうしょ)はこれに反対するが、帝旭(きょくてい)は、災害対策に後宮の女性を派遣することはできないと述べたのだった。
方海市は、方諸が自分のために柏木製の品々を贈ったことを知る。その一方で、帝旭は増えすぎた国庫の黄金の処理のため、今後10年間の税を三割に減らし、国庫の半分を運河や水路、穀物倉の建設に充てることを命じた。
西南の情勢が不安定なため、方諸は西平港行きを志願するが、帝旭はそれを許可しなかった。方海市が自傷行為で血を流しているのを見た方諸は方海市を抱きかかえながら医者を呼んだ。方海市は方諸の病気を解く方法を探していたが、その鍵は血であり、方氏の血筋でなければ解けないと告げる。方諸は体調を崩し、昭明宮で吐血して倒れた。帝旭は方諸を救うため、応龍角を取り寄せ、治療を命じたのだった。
方海市は方諸の病気を治す方法を探していると西平港の状況を訴える者が現れる。方海市は帝旭に自ら西平港へ赴き、災害支援を調整する許可を求めた。帝旭は書物を方海市に渡し、彼女の申し出を受け入れた。
褚季昶(ちょきちょう)は方海市が西平港へ向かったことを知り、方諸が病で倒れていると推測した。一方、帝旭は方諸の病状に焦っていたが、緹蘭(ていらん)のアドバイスを元に鮫珠を砕いて方諸に飲ませる。これにより方諸の体内の毒素が排出され、一命を取り留めるのだった。
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