北朝鮮に近い京畿道漣川郡の陸軍前線部隊を視察する李大統領=13日、漣川(聯合ニュース)
北朝鮮に近い京畿道漣川郡の陸軍前線部隊を視察する李大統領=13日、漣川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は15日、金大中(キム・デジュン)大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が南北共同宣言に署名してから25年になることを受け、自身のフェイスブックに「軍事的な緊張緩和や平和な雰囲気をつくるため、途絶えている南北の対話チャンネルから迅速に復旧させ、危機管理体系を回復させる」と強調した。

 李大統領は「李政権は消耗的な敵対行為を止め、対話と協力を再開する」と表明。「ここ数年、朝鮮半島は再び過去の冷え込んだ時代に後退している」として、「南北の対話と交流が途絶え、(南北の)接境地域の緊張と不安が深まる状況に深い懸念を感じる」と指摘した。

 また、「平和が揺らぐと、経済と安全保障はもちろん、国民の日常まで脅かされるという事実を私たちは歴史を通じて学んだ」とし、「『平和がすなわち経済』という言葉は決して誇張ではない」と強調した。「『朝鮮半島リスク』を『朝鮮半島プレミアム』に変え、南北双方が共生できる未来を共に切り開くべきだ」と訴えた。

 そのうえで、「朝鮮半島が平和に共存し繁栄する新しい時代を開くため、こん身の力を尽くす」と言明した。


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