南北境界線付近に暮らす住民との懇談会を開く李大統領=13日、坡州(聯合ニュース)
南北境界線付近に暮らす住民との懇談会を開く李大統領=13日、坡州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は14日、関係機関に対し、北朝鮮へのビラ散布の予防と処罰対策を講じるよう指示した。大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官が明らかにした。

 姜氏によると、14日未明、南北軍事境界線に近い北西部の江華島で民間団体が北朝鮮に向けてビラを飛ばした。

 姜氏は「李政権は接境(境界)地域の住民の日常と安全を脅かし、朝鮮半島の軍事的な緊張を高める違法な対北ビラ散布は中断しなければならないという立場を明らかにしている」として、「政府が立場を明確に示したにもかかわらず違反したことについて、状況を厳しく認識している」と述べた。

 この日に北朝鮮へビラを散布した団体と個人に関しては、関係法令を検討し厳しい措置を取ると強調した。

 韓国政府は16日、統一部主管で関係機関会議を開き、総合対策を議論する計画だ。

 李大統領は13日、南北境界線付近に暮らす住民との懇談会で、「ビラ散布を自粛するよう要請したが、これに反し継続すれば処罰しなければならない」と述べた。


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