李大統領は将兵に「皆さんは韓国の存続に最も重要な役割を果たしている」として、「軍に対する処遇や待遇、認識も大きく変わった。誇りを持って最善を尽くしてほしい」と呼びかけた。また、「戦って勝つより戦わず勝つことが重要だ。それが皆さんの役割」と述べた。李大統領は強力な軍事力を維持しながらも、対話と協力を通じた朝鮮半島の平和と安定を目指す方針を明らかにしている。
李大統領は11日、南北軍事境界線付近での拡声器による対北朝鮮宣伝放送を中止するよう指示し、北朝鮮も12日から韓国に向けた「騒音放送」を停止した。
一方、李大統領は「(軍の)士気が大きく低下したという話もあるが、国民は全くそう考えていない」とし、「過去の軍隊と今の軍隊は全く違う。国民が認めている」と強調した。昨年12月3日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言により投入された軍が慎重に行動し大きな混乱に至らなかったことを評価し、軍の士気を高める狙いがあるとみられる。
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