韓国ソウル市カンソ(江西)区でとんかつ店を経営しているA氏は、6月11日、JTBCの番組「事件班長」を通じてある女性を告発した。
A氏によると、帽子をかぶったその女性は一人で来店し、12,000ウォン(約1200円)のとんかつを注文した。食事を進めていたその女性は、突然怒った様子で「食べていた料理から髪の毛が出てきたので返金してほしい」とスタッフに申し出た。
これを受けて、A氏はスタッフを通じて女性に謝罪の言葉を伝え、返金に応じたという。
しかし、その後スタッフが「この顧客は注文の時から様子がおかしかった」と話したため、A氏は店内の監視カメラを確認した。すると、女性の行動に驚かされることになった。
映像では、女性がとんかつをほとんど食べ終え、2切れほど残した頃から周囲をキョロキョロと見回し始めた。そして、周りに人がいないのを確認すると、テーブルの下にあった左手で何かをゴソゴソと取り出し始めた。
やがてその左手を持ち上げ、持っていた髪の毛をとんかつの上に置いた。そして箸で料理をかき混ぜた後、皿を丸ごと持って抗議を始めたのだ。
この映像を確認したA氏はすぐに警察に通報し、警察はこの事件を検察に送致する予定である。
しかしA氏は「金額が大きいわけでもないのに、大ごとにしてしまったのではないか」と懸念を示している。「地元で商売をしているのに、後でこの女性が店に悪質なレビューをつけたり仕返しをしてこないか心配だ」と語った。
一方、専門家らは「意図的に異物を混入させて支払いを免れようとした場合、詐欺罪が成立する可能性がある」とする。また、同様の手口でさらに多くの金銭を脅し取った場合には、恐喝罪や強要罪が成立する可能性もある。
詐欺罪および恐喝罪は、10年以下の懲役または2,000万ウォン(約200万円)以下の罰金に処される可能性がある。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78