メルセデスベンツの米国法人、販売部門に韓国人統括が就任へ＝韓国

ドイツの自動車メーカー、メルセデスベンツは、同社米国法人の顧客サービス部門を統括するキム・ジソプ副社長が、9月1日付で北米におけるバンの販売およびマーケティング統括に就任すると発表した。

キム副社長は今後、米国とカナダでバンの販売とマーケティング、顧客サービスを担当する予定だ。同社の北米地域におけるバン販売は、2024年に全販売台数の15％を占め、世界で2番目に大きな市場となっている。

キム副社長は2002年、メルセデスベンツ・コリアに入社。2020年以降、韓国、ドイツ、米国など世界の主要市場で重職に就いてきた。営業や顧客サービスなど多様な部署で経験を積んだことから、自動車産業全般に対する理解が深く専門性も高いとの評価を受けている。

特に2015年には、韓国で顧客サービス部門の副社長に就任し「韓国品質満足指数調査」の輸入車AS（アフターサービス）部門で1位を達成。アンソン（安城）物流センターの拡張や定期的な顧客キャンペーンの実施、韓国の輸入車市場におけるアフターセールス部門で、優れた実績を上げていた。

その後ドイツ本社に異動し、海外の主要な5市場を管理した。2023年から、米国で顧客サービス部門を率いている。