雑踏事故の現場を訪れた李大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
雑踏事故の現場を訪れた李大統領=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は12日、2022年にソウルの繁華街・梨泰院で159人が死亡した雑踏事故の現場を訪れ、国民の安全を守るための対策づくりを進めると強調した。

 李大統領は梨泰院訪問に先立ち、ソウル市内を流れる漢江の水量などを管理する機関「漢江洪水統制所」(瑞草区)を訪問して点検会議を開き、梅雨の時期の集中豪雨などによる水害などへの備えを視察した。会議では約300人が犠牲になった2014年の旅客船セウォル号沈没事故、梨泰院の雑踏事故、23年に中部の忠清北道清州市・五松で起きた地下車道の浸水事故などに触れたうえで、予測可能だった事故や事件に対して今後は厳正に対応すると述べた。

 李大統領は就任前の4日未明、当選確実の報を受けて行った演説で「国が国民の生命と安全に責任を負わなければならない」とし、国民の生命と安全を守るという国の責任を完璧に履行すると表明した。


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