不況で家電のレンタル需要が増加、ボイラーや冷暖房機も＝韓国

ボイラー製造を手掛けるキョンドンナビエンは、ボイラーの定額レンタルサービス部門を分離し、完全子会社のキョンドンC&Sを設立した。

キョンドンC&Sはボイラーなどキョンドンナビエンの主力製品と共に「除湿換気清浄機」など新たなレンタル製品を準備しており、フィルター交換や機器清掃、点検サービスなどを提供していく。

一方キトラミボイラーは、早ければ6月中にボイラーと窓用エアコンをはじめとした冷暖房製品のレンタルサービスを開始する。これに先立ち2025年初めには現代レンタルケアと覚書（MOU）を締結し、レンタル専用製品を共同開発してきた。現代レンタルケアの全国的なサービス網と専門人材、オンラインモールを活用し、レンタルサービスを提供する予定だ。

このほかすでにレンタルサービスを提供している家電メーカーのコーウェイやキョウォンウェルス、チョンホナイスも、空気清浄機やビデ、マッサージチェアなどへとレンタル品目を多角化している。

業界の関係者は「不況の中でレンタル市場が伸びている。以前は高価な製品を中心にレンタルのニーズがあったが、最近では購入後の管理サービスに注目が集まり多様な製品に対する需要が増えている」と述べた。