寄付金は4月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界の記憶に登録された「真実を明かす:済州四・三アーカイブ」の保存処理に使われる。
済州四・三アーカイブは、米軍政の支配下にあった1948年4月3日、朝鮮半島の南側だけでの総選挙実施は南北分断を固定化するとして反対した済州島の島民らが武装蜂起し、軍や警察が鎮圧を名目に多くの島民を虐殺した「済州島四・三事件」の真実究明と和解の過程を示す1万4673件の歴史的記録で構成されている。
済州島出身のスングァンさんはこれまでさまざまな方法で故郷のための分かち合いの活動を行ってきた。
昨年11月には済州広報大使に任命され、済州道庁を通じて寄付をし、絶滅危惧種のミナミハンドウイルカの保護に力を添えた。
2023年にフランス・パリのユネスコ本部で開かれた「ユネスコ・ユースフォーラム」では、済州島がユネスコのエコパーク(生物圏保存地域)、世界自然遺産、世界ジオパークの全てに登録・認定された世界初の地域だと紹介した。
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