9日に石破首相と電話会談を行った李大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
9日に石破首相と電話会談を行った李大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】日本の石破茂首相が、韓日国交正常化60周年を記念して19日に東京で開かれる在日韓国大使館主催の式典に出席する見通しであることが、11日分かった。

 韓日関係に詳しいソウルの外交筋は、石破氏が式典に出席するかどうかについて「確定していないが、前向きに検討していると承知している」とし、「出席する可能性が高い」と述べた。

 石破氏はカナダで15~17日に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)で李在明(イ・ジェミョン)大統領と初対面すると予想されるが、その直後に東京で開かれる韓日国交正常化60周年記念式典にも出席すれば、韓日関係を友好的に発展させるという強い意志の表れになると分析される。

 G7サミットに出席する李大統領は在韓日本大使館が16日にソウルで主催する式典に出席できないため、相互主義を基本とする外交慣例上、石破氏がどのような行動を取るか注目される。

 韓日国交正常化50周年の2015年には、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相が相手国で開かれた式典にそれぞれ出席した。

 ソウルで開催される日本主催の式典に誰が韓国政府代表として出席するかはまだ決まっていないが、出席者とは別に李大統領が映像メッセージを寄せる可能性も取り沙汰されている。

 一方、今月中旬には日本から長島昭久首相補佐官が訪韓し、16日にソウルで開かれる式典に出席するほか、韓国国会議員や政府関係者との面会も推進するという。

 外交筋は長島氏の訪韓目的について、式典への出席よりも韓日国会交流の性格が強いと説明した。長島氏は超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の幹事長を務めている。


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