「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪などに問われた尹前大統領が、9日にソウル中央地裁で開かれた公判に出席した(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪などに問われた尹前大統領が、9日にソウル中央地裁で開かれた公判に出席した(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は11日、警察に対し2回目の出頭要請に応じないという趣旨の意見書を提出した。

 尹氏の弁護士の尹甲根(ユン・ガプグン)氏は意見書で、独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処」による拘束令状執行の試みは違法であり、無効だと主張した。

 尹錫悦氏は今年1月に大統領警護処に対し、自身の拘束を阻止するよう指示したとして、特殊公務執行妨害の容疑で立件された。また、非常戒厳を宣言してから4日後の昨年12月7日、大統領警護処に軍の司令官らが使う盗聴防止用携帯電話の情報を削除するよう指示した疑いもある。

 警察は先月27日、今月5日に出頭するよう求めたが尹氏が応じず、12日に出頭するよう再度要請した。


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