俳優やタレント、コメディアン、歌手など1万3000人余りの大衆文化芸術家を組合員として抱える<韓国放送映画公演芸術人労組>が6日、インターネット上での悪質な書き込みによる被害を最小化するため関係機関とともに積極的に対処していく方針を明らかにした。
芸術人労組はこの日、韓国女優チェ・ジンシルの自殺に関連し対策会議を開き、「国民の皆さんへの文」を発表。「悪質な書き込みの最大の被害者であるわたしたちとしては、いかなる形であれ悪質な書き込みを防止しようという趣旨で共感する」と述べた。最も深刻な弊害は、根拠のない主張が流されたとしても被害当事者が何の対応も取れない「無慈悲な暴力性」にあり、「人気で食べている芸能人にとって生存を脅かされる行為」だと強調した。

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また、芸能人でも年間所得が1000万ウォン(約81万1000円)の人が全体の69%を占め、4大社会保険からも疎外されているとして経済的な苦境を訴え、支援関連の特別法制定と関連法の改正を目指した運動を展開する考えを示した。芸能人が実社会での経験不足から不利益を被りやすいことについては、法制度の保護と支援が可能な法律支援センターを設置したり、芸能界での内部規律を高める努力の一環として倫理委員会を構成するなどの対策を打ち出した。あわせて、放送局と番組制作会社に対し、制作環境の改善に向けた共同委員会を構成することを提案した。 

芸術人労組は国民に対し、人気に左右される芸能人の苦しみを訴えるとともに、「故人の冥福を祈る。遺族を慰め、われわれが再び立ち上がれるよう励ましてほしい」と求めた。

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