韓国ユン・ソクヨル前大統領側、警察からの2回目の出頭要求に応じない方針

韓国のユン・ソクヨル（尹錫悦）前大統領側は、今月12日に予定されている警察の出頭要請に応じない方針であることを10日、明らかにした。

ユン前大統領の弁護団は、警察の出頭調査は不要だという趣旨の意見書を、11日に警察庁・国家捜査本部に提出する予定であると伝えられている。

警察の非常戒厳特別捜査団は、先月5月27日ユン前大統領に対して、今月5日に出頭するよう1回目の要請を行った。

しかしユン前大統領側がこれに応じなかったため、警察は再度、今月12日に出頭するよう2回目の通知をした。

現在、ユン前大統領に適用されている容疑は「特殊公務執行妨害」と「大統領警護法上の職権乱用教唆」の2つだ。ユン前大統領は、大統領警護処を動員し自身に対する逮捕状の執行を妨げたとして、特殊公務執行妨害の容疑を受けている。さらに警察は、ユン前大統領が昨年12月7日に司令官3人の秘話用電話の通話記録を削除するよう指示した件について、大統領警護法違反の教唆容疑で追加立件した。