ハッキング被害のSKT、SIMの未交換者は270万人=韓国
ハッキング被害のSKT、SIMの未交換者は270万人=韓国
韓国通信大手のSKテレコム(SKT)が4月に遭ったハッキング被害および個人情報流出被害への対応として、SIMカードの交換を行っている。

これまでの交換件数は累積618万人超、交換予約をしたが、まだ店舗を訪れていない人は316万人となっている。うち交換の順番待ちとなっている人は、270万人程度となった。1日当たりの交換件数は約15万人。

同社は6月9日の週から、交換期間である1週間を過ぎた顧客に再度案内書を送るなどして、交換までの速度を速めるとしている。また外出が制限される軍人に対しては、「訪問交換サービス」を実施。カンウォンド(江原道)コソン(高城)や同チョルウォン(鉄原)で服務する約1000人を対象に、USIM交換を行うとした。

同社がSIM交換に投じる費用は、約1500億ウォン(約157億5991万円)程度に達するとみられる。これに店舗での交換業務で発生する諸費用まで含めれば、1800億ウォン(約189億1027万円)規模に膨らむ。

SKTのリュ・ジョンファン・ネットワークインフラセンター長は「2024年に860億ウォン(約903億1057万円)だったセキュリティ関連の投資規模を、ことしは拡大する予定」と話し、事故原因の結果によってセキュリティ強化策を策定・実施することを明かした。
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