国立墓地の国立ソウル顕忠院で開かれた式典で李大統領は、顕忠日について、国民と国家が危機に直面したときに、自らを犠牲にした人たちを記憶し責任を果たすためのものとし、「奪われた国権を取り戻すために命を捧げた独立運動家たちや、祖国を救うために戦場に出た軍将兵たちや若者がいた。独裁の抑圧に屈せずに民主主義のために戦った多くの人たちがいた」と振り返った。
そのうえで、「その高貴な献身のおかげでわれわれは光を取り戻すことができ、その崇高な犠牲のおかげで戦争の傷あとを乗り越えて世界10位圏の経済強国に成長することができた」として「輝く勇気のおかげで長い独裁の足かせから抜け出し、世界がうらやむ民主主義の模範国家としてそびえ立った」と力説した。
また李大統領は「独立運動をすれば3代が滅び、(日本の植民地統治に協力する)親日をすれば3代が興るという言葉はもうなくならなければならない」と指摘。「国家と共同体のための犠牲がふさわしい報償として戻ってくる国、皆のための献身が何よりも栄誉な国にならなければならない。李在明政権は責任と義務を果たす」と誓った。
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