「職場がなくなる」…大統領室元職員の「退職ブイログ」が物議を醸す=韓国
「職場がなくなる」…大統領室元職員の「退職ブイログ」が物議を醸す=韓国
ユン・ソギョル(尹錫悦)政府のヨンサン(龍山)大統領室に勤務していた職員が出勤最終日を記録したブイログをユーチューブチャンネルで公開し物議を醸している。

今月4日、大統領室秘書室出身のAさんはユーチューブに「職場がなくなるD-Day。出勤最終日と引っ越し、その後」というタイトルの映像を公開した。

2分間の映像でAさんは大統領室の出入り許可証を返納し、ソウル龍山区の自宅に戻り荷物を整理した。大統領室秘書室の写真家として勤務していたAさんは、「25歳で始めた初めての社会人生活はとてもおもしろくもあったが、本当によく耐えた。また、耐えただけに前進したようだ」と所感を明かした。

また、「その過程で弱くもなり、強くもなった。新しい経験をすることが重要な私にとってこの仕事は本当に多くの経験を与えてくれた」とし、「それにより幸せだったが、幸せだったとだけ言えばうそになりそうだ」と伝えた。

そして、Aさんは退職後しばらくはソウルを離れチェジュ(済州)島で休息を取る計画だという。

Aさんは憲法裁判所が尹元大統領の罷免を決定した4月から「退職ブイログ」を公開してきた。3月1日には尹元大統領の弾劾反対デモに参加し、写真を撮る映像も公開した。

Aさんは4月24日、「職場がなくなり退職するまであと40日」とし、「職場がなくなる前に昇進させてくれるようだが、やはり私はしてもらえない。なくなる会社、本当に嫌でうんざりする」とも明かした。

Aさんの映像はXなどのSNSでも共有された。ただ、物議を醸すとAさんはユーチューブに公開した映像を全て非公開にした。

一方、「公務員のインターネット個人放送活動指針」によると、職務と関連した個人放送活動は所属部署長に事前報告をし広報部署との協議を経なければならない。

ユーチューブの場合、登録者1000人、年間累積再生時間4000時間以上のような収益創出の条件を満たし、その後も継続して個人放送活動をしようとする場合には兼職許可を受けなければならない。

ただ、国家公務員法に基づき職務上知った秘密を漏えいしてはならず、政治的中立性も守らなければならない。
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