韓国の２５年経済成長率　１．０％に下方修正＝ＯＥＣＤ予測

【世宗聯合ニュース】経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は３日に発表した経済見通しで、韓国の２０２５年の経済成長率を１．０％と予測した。

　ＯＥＣＤは３月に韓国の２５年の経済成長率を昨年１２月時点の２．１％から１．５％に下方修正したが、さらに０．５ポイント引き下げた。

　主要２０カ国・地域（Ｇ２０）では、韓国が米国（マイナス０．６ポイント）に次いで下方修正の幅が大きかった。

　ＯＥＣＤは、短期的には補正予算などを通じた財政支援が適切な方法になり得るが、持続可能な財政運用策を講じるべきだと助言した。

　また、昨年１２月３日の尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領の非常戒厳宣言は既に悪化していた内需に衝撃を与えたとし、今年１～３月期の国内総生産（ＧＤＰ）の減少に影響を及ぼしたとの見方を示した。その上で「大統領弾劾が消費者・企業の信頼回復の助けにはなるが、関税や国際貿易に関連する不確実性は輸出と投資に悪影響を与えるだろう」と指摘した。

　韓国の２６年の成長率見通しは３月時点と同じ２．２％で据え置いた。