2日、中央選挙管理委員会によると、1987年の大統領直接選挙制度導入以降、投票率が80%以上を記録した最後の選挙は、キム・デジュン(金大中)元大統領が当選した第15代大統領選挙(80.7%)である。
その後、故・ノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領が当選した第16代大統領選挙は投票率70.8%、イ・ミョンバク(李明博)元大統領が当選した第17代大統領選挙は63.0%にとどまった。
その後、パク・クネ(朴槿恵)元大統領が当選した第18代大統領選(75.8%)、ムン・ジェイン(文在寅)元大統領が当選した第19代大統領選(77.2%)、ユン・ソンニョル(尹錫悦)元大統領が当選した第20代大統領選(77.1%)はいずれも75%を超えたが、80%には届かなかった。
今回の大統領選と同じく、前大統領の弾劾によって行われた第19代大統領選では、事前投票率が26.06%、最終投票率は77.2%だった。今回の大統領選の事前投票率は34.74%で、第19代大統領選に比べて8.68ポイント高い。
投票率が保守・進歩両陣営の有権者が総結集したとみなされる「80%」に迫れば、陣営間の接戦となり、「薄氷の勝負」になる可能性が高い。
「保守の牙城」とされるTK(大邱・慶北)などで事前投票率が低かったことを受け、与党「国民の力」は本投票の結果次第で「ゴールデンクロス(支持率逆転)」が可能だとして、支持者に積極的な投票を呼びかけている。
大邱の事前投票率は25.6%で、全国17の市・道の中で最も低かった。一方、1位だった全羅南道の事前投票率は56.5%で、その差は実に30.9ポイントにのぼる。
「国民の力」中央選対委のシン・ドンウク首席報道官はこの日、ブリーフィングで「事前投票の管理に対する懸念が大きく、保守系の支持者があまり投票に出なかったようだ」とし、「明日の本投票で支持者が多く来れば逆転も可能だと判断している」と述べた。
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