北朝鮮に対する国連制裁の履行状況を監視する「多国間制裁監視チーム(MSMT)」は先ごろ公表した報告書でロシアと北朝鮮の軍事協力に焦点を当て、両国が制裁に違反していると指摘した。
これを受け、北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、外務省対外政策室長が1日に発表した談話で、MSMTについて「存在の名分と目的においていかなる適法性もない幽霊集団だ」と非難したと報じた。また、ロシアとの軍事協力は個別的・集団的自衛権を規定した国連憲章第51条とロ朝の包括的戦略パートナーシップ条約に基づく「合法的な主権行使」だと強調した。
外交部はこのような北朝鮮の主張に対し、「安保理の対北制裁決議はすべての国連加盟国に拘束力のある国際法的な義務」として「義務履行のための国連加盟国の自発的な協力体であるMSMTの監視活動は合法的かつ正当である」と強調した。
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