期日前投票が行われた5月30日、期日前投票所で出力された投票用紙=(聯合ニュース)
期日前投票が行われた5月30日、期日前投票所で出力された投票用紙=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】6月3日投開票の韓国大統領選で、ソウル警察庁は投票が始まる3日午前6時から4日に予定されている新大統領の執務室到着まで最高レベルの非常勤務体制「甲号非常」を発令する。3日にはソウル市内の投開票所4574カ所に1万800人の警察官が配置され警備にあたる。

 甲号非常が発令されると、警察官の年次有給休暇の取得ができなくなり、警察力100%の動員が可能となる。

 ソウル警察庁はソウル市内の投票所2260カ所に計4500人の警察官を配備し、周辺のパトロールを強化する。投票箱などの運搬の警備にも4500人の武装警察を投じる。

 25カ所ある開票所には約50人ずつ計約1250人を配備するほか、麻浦・東大門・永登浦・江南の4地域に機動隊を配置し、開票が終わるまで秩序を維持する方針だ。

 警察は4日正午ごろ、選挙管理委員会が当選者に当選証書を渡した後、警護業務を大統領警護処に移管するものとみられる。

 朴賢洙(パク・ヒョンス)ソウル警察庁長職務代理は、選挙と関連して緊張状態が高まっているが、選挙だけでなく国民生活の治安維持も疎かにしないと話した。


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