専用レーンは日本では羽田空港と福岡空港、韓国ではソウルの金浦空港と釜山の金海空港に設置された。1年以内に相手国を訪問したことがあれば利用できるが、搭乗前にオンラインで登録手続きをする必要がある。午前9時~午後4時に到着する便が対象となり、金浦空港と羽田空港では大韓航空、アシアナ航空、日本航空、全日本空輸の搭乗客に制限される。
羽田空港ではこの日、16の外国人向け入国審査レーンのうち6レーンを韓国人専用にした。また、入国手続きに必要な情報を一括で提出できる端末「共同キオスク」は、外国人用の43台のうち16台が韓国人専用となっている。
この日午前に羽田空港で専用レーンを使って入国した韓国人客は約80人だった。専用レーンに一番乗りした50代の男性は「制度が続いてほしい。韓日関係も良くなることを願う」と期待した。
東京出入国在留管理局の羽田空港支局関係者は、両国の国交正常化60周年を記念し、友好促進のため企画された事業だとして、多くの方に気持ちよく利用してほしいと語った。
今年1~4月に日本を訪問した韓国人客は322万7000人、韓国を訪問した日本人客は104万人となっている。両国は相手国を出国する前に入国審査を終えられる事前審査制度の導入も検討している。
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