サムスン創業者の学術賞　李在鎔会長が４年連続出席

【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスングループの湖巌財団は３０日、グループ創業者の李秉チョル（イ・ビョンチョル）氏をたたえて制定された学術賞「サムスン湖巌賞」の授賞式をソウル新羅ホテルで開催した。

　グループトップの李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子会長は授賞式に４年連続で出席し、受賞者を激励するとともに人材重視の哲学を改めて強調した。

　今年の受賞者は▼シン・ソクウ・カリフォルニア大バークレー校教授兼韓国高等科学院碩学教授（科学賞物理・数学部門）▼鄭鍾卿（チョン・ジョンギョン）ソウル大教授（科学賞化学・生命科学部門）▼金承佑（キム・スンウ）韓国科学技術院（ＫＡＩＳＴ）名誉教授（工学賞）▼グロリア・チェ・マサチューセッツ工科大教授（医学賞）▼写真家の具本昌（ク・ボンチャン）氏（芸術賞）▼キム・ドンヘ社団法人ビジョンケア理事長（社会奉仕賞）――の６人。

　受賞者には賞状、メダルと共に賞金３億ウォン（約３１３０万円）がそれぞれ授与された。

　サムスン湖巌賞は故李健熙（イ・ゴンヒ）サムスン電子前会長が父親である李秉チョル氏の人材第一と社会貢献の精神をたたえて１９９０年に創設した。毎年科学、工学、医学、芸術、社会貢献の分野で卓越した業績を上げ、「グローバルリーダー」として認められる韓国系の人物に授与される。