女はソウル市江南区の投票所で夫の身分証を使って投票用紙を発給して投票し、約5時間後に自身の身分証で投票した疑いがもたれている。
女は有権者の本人確認を行い、投票用紙を渡す業務を担当していたことが分かった。
警察の取り調べに対し犯行を認めたが、動機については黙秘しているという。
女は江南区保健所の契約職員で、29日と30日の2日間、投票事務員を委嘱されていた。江南区長はこの日、女を解職した。
中央選挙管理委員会も事務員職を解き、警察に告発した。また、女の夫についても共謀の有無を明らかにするため警察に捜査を依頼した。
選管委は「大統領選を厳正かつ公正に管理しなければならない期日前投票の事務員が代理投票をした行為は、選挙行政に対する国民の信頼を踏みにじる非常に重大な選挙犯罪」と強調した。
選管関係者は、投票用紙が既に投票箱に入っているため投票自体を無効にする方法はないとして、通常通り開票作業が行われる計画だと説明した。
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