韓国・ソウル南方、平沢にある在韓米軍の基地=(聯合ニュース)
韓国・ソウル南方、平沢にある在韓米軍の基地=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国防総省の当局者は29日、東アジアにおける米軍の対中国抑止力に焦点を合わせ、在韓米軍の「調整」が必要との認識を示した。

 シンガポールで30日から開かれるアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に出席するため現地に向かう機内での記者会見で述べた。

 同当局者は「中国に対する抑止力がわれわれにとって優先順位が高い」とし「韓国政府と同盟を現代化するとともに、地域内の安保環境の現実を反映し、朝鮮半島における在韓米軍の体制を調整するために韓国政府と協力することが必須」と話した。

 また「韓国と米国の同盟関係が戦略的な持続可能性を維持し、朝鮮半島内の連合体制が中国と北朝鮮の両方に対する抑止力を発揮するのに寄与できるよう、新たに発足する韓国政府と協力できることを期待する」と述べた。

 在韓米軍を巡っては、先ごろトランプ政権が約4500人を削減する方針との報道が出た。米当局は削減を否定したが、韓国の政界などからは懸念の声が出ている。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40