韓国　きょうのニュース（５月２９日）

◇大統領選　主要候補が期日前投票

　大統領選（６月３日投開票）の期日前投票が始まった２９日、主要候補が投票を行った。革新系最大野党「共に民主党」候補の李在明（イ・ジェミョン）氏は同日午前、ソウル市の大学街の新村で１票を投じた。李氏は投票後、「必ず投票に参加し、誤った結果をもたらした内乱勢力を厳しく審判してほしい」と訴えた。尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権で与党だった保守系「国民の力」候補の金文洙（キム・ムンス）氏は首都圏の仁川市で投票を済ませた。保守系野党「改革新党」候補の李俊錫（イ・ジュンソク）氏は自身の選挙区である京畿道華城市・東灘で投票した。期日前投票は３０日まで実施される。

◇軍用機が墜落　４人搭乗

　南東部・浦項で２９日午後１時５０分ごろ、海軍のＰ３Ｃ海上哨戒機が山に墜落する事故が発生した。乗組員４人のうち午後５時半までに２人の死亡が確認された。当局は残る２人を捜索している。

◇サムスングループ合併巡る米ファンドの遅延金請求訴訟　二審も棄却

　米投資ファンドのエリオット・マネジメントが韓国のサムスン物産に対し、サムスン物産株の売却を巡る遅延損害金２６７億ウォン（約２８億円）の支払いを求めた裁判で、ソウル高裁は２９日、支払い義務はないとする一審判決を支持し、エリオットの控訴を棄却した。

◇地方自治体のキャリア公務員　女性が３５％占める

　行政安全部の「地方自治体公務員人事統計」によると、全国の地方公務員の人数は昨年末の時点で３１万５２０５人で、前年比０．６％増加した。地方公務員の増加幅は２０２２年の２．３％、２３年の１．４％に続き徐々に縮小している。女性公務員の割合は５１．３％で、前年比０．９ポイント増加した。５級以上のキャリア公務員のうち女性が占める割合も２２年が２７．４％、２３年が３０．８％、２４年が３４．７％と増え続けている。