サムスングループは2015年、創業家の経営権継承に絡み、第一毛織とサムスン物産の合併を進めた。当時サムスン物産の株式の7.12%を保有していたエリオットは、合併比率がサムスン物産の株主に不合理だとして合併に反対したが、株主総会で可決された。エリオットが保有するサムスン物産株を1株5万7234ウォンで買い取るとしたサムスン側の提案に対し、エリオットは金額が低いとして争う構えを見せたが、他の株主との訴訟で1株当たりの価格に変更があれば差額を支払うという合意を結び両者は合意した。
大法院(最高裁)は2022年4月、サムスン物産の1株当たりの価格は6万6602ウォンが適切とする判断を示し、エリオットは差額分の724億ウォンをサムスン側から受け取った。
しかし、エリオットは昨年10月、遅延損害金267億ウォンの支払いを求めて再び訴訟を起こした。
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