ソウル警察庁は大統領選の投票箱の運搬に6000人を超える武装警察官を投入する方針だ(ソウル警察庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ソウル警察庁は大統領選の投票箱の運搬に6000人を超える武装警察官を投入する方針だ(ソウル警察庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル警察庁は28日、大統領選(6月3日投開票)の投票箱の運搬に6000人を超える武装警察官を投入するなど、選挙に関連して最大限の人員を投入する方針を明らかにした。

 ソウル警察庁がこの日出した報道資料によると、警察は期日前投票所426カ所と投票所2260カ所の周辺に約6200人の警察官を配備するほか、25カ所ある開票所の周辺にも約1250人を配備する。

 特に投票箱や在外投票制度によって記入済みの投票用紙などの運搬に武装警察約6400人を投じ、運搬の妨害などに備えるという。一部で取り沙汰されている不正投票疑惑を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の罷免に伴い行われる今回の大統領選では当選と同時に次期大統領の任期が始まるため、警察はこれまでの大統領就任式の事例を参考に警備計画を立てているという。

 就任式に合わせたテロに備え、ソウルにある国の重要施設72カ所、交通施設315カ所などの安全を点検し、現場で訓練も実施する計画だ。また、就任式当日には警察の特殊部隊を現場に配置する。 

 警察は期日前投票が行われる29、30の両日の警戒体制を強化し、6月3日の投開票日にはすべての警察力を投入する非常令を発令し、大統領就任式が終わるまで維持する。


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