3月の出生数が2万1041人となり、前年同月より1347人増加した=(聯合ニュースTV)
3月の出生数が2万1041人となり、前年同月より1347人増加した=(聯合ニュースTV)
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が28日に発表した「人口動向」によると、1~3月期の出生数は6万5022人を記録し、前年同期に比べ4452人(7.4%)増えた。四半期ベースでは2022年1~3月期に記録した6万8339人に次ぐ高水準だった。婚姻件数の増加や出産に対する認識の変化などが影響したとみられる。1~3月期の婚姻件数は前年同期より4554件(8.4%)増えた5万8704件で、四半期ベースでは19年に記録した5万9074件に次ぐ高水準となった。

 3月の出生数は2万1041人で前年同月より1347人(6.8%)増加した。3月の出生数が前年を上回ったのは2015年以来、10年ぶり。月別の出生数は、昨年7月から9カ月連続での増加となった。増加幅は1993年の8.9%以来の高水準となった。 

 3月の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は0.77で、前年同月より0.04ポイント上昇した。1~3月期の合計特殊出生率は0.82で前年同期比0.05ポイント増加した。

 統計庁は出生数が増えた背景について、新型コロナウイルス収束後、婚姻件数が明確に増加していると説明した。結婚していない男女から生まれた婚外子の割合が少ない韓国では婚姻が増えれば出産も増加する傾向がある。

 3月の婚姻件数は1万9181件で、前年同月より1983件(11.5%)増えた。月別の婚姻件数は昨年4月から12カ月連続で増えている。

 30代前半の人口比率が高まったことに加え、婚姻を奨励する政策などにより結婚に対する認識が変化したことが影響したと統計庁は分析した。

 3月の死亡数は3万1141人で、前年同月より47人(0.2%)増加した。1~3月期の死亡数は前年同期より7529人(8.1%)増えた10万896人だった。

 3月は死亡数が出生数を上回り、人口は1万100人の自然減となった。1~3月期では3万5874人の自然減となった。

 3月の離婚件数は7210件で前年同月より239件(3.2%)減少した。1~3月期の離婚件数は2万1479件で前年同期より1263件(5.6%)減少した。


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