韓氏は今月1日に首相を辞任して無所属で大統領選に立候補すると表明し、国民の力公認候補の金氏との候補一本化を図ったが交渉は決裂。国民の力は10日に公認候補交代の賛否を問う党員投票を実施したが否決され、韓氏は出馬を断念した。
韓氏は「今の韓国はこのまま立ち止まるか、前に進むかの岐路に立っている」と指摘した。そのうえで、革新系最大野党「共に民主党」の所属議員らが判事や検事、弁護士以外の人物の大法官(最高裁判事)任命を可能にする法案と大法官を大幅増員する内容の法案を提出していたことに言及し、「自分たちに不利な判決が出ないよう判事の数や資格要件を変更しようとする声まで出た」として、「そのような考え方はそれ自体が『法治の敵』」と批判。「そのような人たちが『政治報復はしない』と約束しても虚しく聞こえる」と述べた。
また、「法治を覆し、体制を揺るがそうとする人たちが今より大きな力を得れば、経済繁栄も国民統合も難しい」として、「私たちが苦労して築き上げた国が持続的に繁栄していくことはできない」と主張した。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40