李俊錫候補は同日午後、ソウル麻浦区上岩洞のMBCスタジオで行われた政治分野をテーマとする3回目のテレビ討論で、「共に民主党の党規80条を見ると、さまざまな犯罪容疑があれば起訴時に党職が停止されることになっているのに、これを勝手に変更した」と指摘した。さらに、「李在明候補が起訴され、有罪判決を受けてから、このような規定をなくすこと自体、党内の法体系に対する理解が不足しているのではないか」と批判。「そのため、今も刑事訴訟法改正などについて、社会のルールや制度に対する尊重自体がないのではないかという批判を受けている」と畳み掛けた。
これに対し、李在明候補は「共に民主党は歴史上類を見ないほど党員中心の民主的な政党に変わり、強く有能な政党となった。これは韓国政治史上、最大の野党の勝利を成し遂げ、最も強力な政権担当政党になったことを意味する」と反論した。続けて、改革新党を離党し、自身への支持を表明したキム・ヨンナム(金勇男)元議員、ホ・ウナ(許垠娥)元議員に言及し、「(李俊錫候補も)党内資金の使用に関して、腐敗容疑で告発されたと記憶している」と牽制した。
李俊錫候補は、李在明候補が京畿道知事時代に提起された「法人カード私的流用疑惑」についても追及した。「259回にわたり果物を購入し、その額は2791万ウォン(292万円)に上る」と指摘。その上で、「(果物の平均価格が)1キログラムあたり約1万ウォンだとすると、この基準で2800万ウォン分の果物を2年間で食べたとなれば、2.8トンに相当する」と述べ、「もしかしてご自宅で象でも飼っていらっしゃるのか」と皮肉った。
李在明候補は「私が使ったこともないし、それを使っているのを見たこともない。実務部署が果物の取引をしたと聞いているが、私がそれをどうやって知り得るのか」と反発。「それがまさにでたらめな起訴だという意味だ」と主張した。
李在明候補はさらに、「『あなたは起訴されたから罪人だ』、『告発されたから被疑者だ』といったやり方は、国民の力が主に使っていた手法だ」と述べ、「李俊錫候補にはもう少し自制してほしい」と求めた。また、「李俊錫候補は、政府の今後の進むべき道や国民のより良い暮らしといったことよりも、身辺雑記に関心が多いようだ」とし、「ご自身の身辺雑記も一度振り返ってみてはいかがか」と重ねて述べた。
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