韓悳洙・前首相(左)と崔相穆・前経済副首相兼企画財政部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓悳洙・前首相(左)と崔相穆・前経済副首相兼企画財政部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の警察は27日、内乱容疑で捜査中の韓悳洙(ハン・ドクス)前首相と崔相穆(チェ・サンモク)前経済副首相兼企画財政部長官について、出国禁止の措置を取ったと発表した。措置は今月中旬ごろ取られた。

 警察は26日、韓氏や崔氏、李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官を出頭させて取り調べた。李氏については昨年12月に出国禁止措置が取られている。

 警察は韓氏らが尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」関連文書の受け取りの経緯などについて虚偽の供述をしたかどうかを調べている。

 韓氏は今年2月の国会聴聞会で、非常戒厳の宣言当時、宣布文の存在を全く知らなかったとし、戒厳解除後に事務室でスーツのポケットに入っていたことを知ったと証言した。

 尹氏から「非常立法機構」の設置などについて書かれたメモを受け取った疑惑が持たれている崔氏は、「誰かに折り畳んだメモを渡された」として、「見てはいない」と主張した。

 李氏は尹氏の罷免の是非を判断する弾劾審判の弁論で、尹氏が一部の報道機関の電気や水道を止めるよう指示したとの疑惑を否定し、「大統領(執務)室で数枚の紙切れを遠くから見たが、その紙切れに『消防庁』『断水』『断電』などと書かれていた」と述べた。


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