朴槿恵元大統領が父の生家訪問　大統領選控え保守系結集狙う？

【亀尾聯合ニュース】韓国大統領選（６月３日投開票）が１週間後に迫るなか、朴槿恵（パク・クネ）元大統領が２７日、南東部の慶尚北道亀尾市にある父、朴正熙（パク・チョンヒ）元大統領の生家を訪れた。

　午前１１時ごろ到着した朴槿恵氏は車から降り、現地に集まった数百人の支持者らに手を振ってあいさつした。

　敷地内にある朴正熙氏の追悼館で両親を追悼した朴槿恵氏は、約２０分後には同地を後にした。

　同氏は報道陣に対し、国の事情が難しく、両親のことを色々と思い出したと話した。また保守系政党「国民の力」の金文洙（キム・ムンス）大統領選候補が朴正熙氏の生家と忠清北道沃川郡にある朴正熙氏の妻で槿恵氏の母の陸英修（ユク・ヨンス）氏の生家を訪れたとする報道を見て、自分も訪ねたいと思い、来てみたと述べた。午後には陸英修氏の生家を訪問する予定という。

　大統領選が１週間後に迫るなか、朴氏が公の場に姿を現したのは保守系の結集を狙ったものとの見方もあるが、本人は報道陣の問いかけには応じなかった。

　警察は警備のために朴槿恵氏と市民の間を隔てたが、朴氏が支持者らに近づいて握手したりもした。