李氏は革新系の文在寅(ムン・ジェイン)政権の首相や革新系最大野党「共に民主党」の代表などを歴任した。共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)前代表側と対立し、2024年1月に同党を離党した。大手紙の東京特派員などを務めた「知日派」で知られる。
李氏は会見で、「金候補と共に怪物独裁国家の出現を防ぐため協力することで原則的に合意した」として、李氏の当選を「怪物独裁国家の出現」と批判。国民統合に向けた共同政府の構成・運営や改憲、次期大統領の任期短縮を通じた2028年の大統領と総選挙の同時実施などで一致したと明らかにした。
また、「金候補は極端な認識など私が受け入れ難い面もある」としながら、「怪物独裁国家の出現を防ぐのに最もふさわしい候補であることは明確な事実だ。そのため、私の一票を彼に投じることにした」と述べた。
共に民主党の選挙対策委員会の報道官は李洛淵氏が金氏支持を表明したことについて、「自身を育てた民主党の党員や国民に対する裏切りであり、反逆」として、「信念や良心まで捨て、内乱勢力と野合するとは驚愕(きょうがく)を禁じ得ない」と非難した。そのうえで、「国民を裏切った内乱追従勢力と民主主義を裏切った偽の民主勢力の野合は国民と歴史の厳しい審判を受けるはずだ」と警告した。
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