中国人兄弟を殺害したチャ・チョルナム、計画犯罪だった…きょう検察送致=韓国
中国人兄弟を殺害したチャ・チョルナム、計画犯罪だった…きょう検察送致=韓国
シフン(始興)市チョンワン(正往)洞一帯で中国人2人を殺害し、韓国人2人に重症を負わせたチャ・チョルナム容疑者が検察に拘束送致される。チャ容疑者の犯行は債務関係を発端とした計画犯罪だったことが警察の捜査で明らかになった。

始興警察署は27日午後1時ごろ、殺人および殺人未遂の容疑で拘束されたチャ・チョルナム容疑者(56・中国国籍)を検察に送致する予定だ。チャ容疑者は今月17日午後4時ごろ、50代の中国人Aさんを始興市正往洞にあるAさんの自宅で鈍器を使って殺害した容疑を持たれている。チャ容疑者は同日午後5時ごろ、自宅でAさんの弟である50代のBさんも鈍器で殺害した。

その2日後の19日午前9時36分ごろ、チャ容疑者は自宅近くにあるコンビニで60代の女性店主Cさんを凶器で刺して逃走した。Cさんは腹部と顔面などに重症を負い、現在治療を受けている。また、午後1時23分ごろにはCさんのコンビニから1.2キロメートル離れた体育公園の駐車場で自身が借りて住んでいる部屋の持ち主のDさん(70代)に凶器を振りかざした。Dさんも腹部などに重症を負い病院に運ばれた。

警察の調査の結果、チャ容疑者は13年前から親しくしていた中国人の兄弟に数回にわたり貸していた計3000万ウォン(約310万円)を返してもらえず、今月初めから2人を殺害する計画で犯行道具を準備していたことがわかった。チャ容疑者は、「弁済能力があるにもかかわらず、ずっと返さなかったので、これまで自分が兄弟に利用されてきたような気がした」と陳述しているという。

チャ容疑者はまた、コンビニの女性店主であるCさんについては、「兄弟を殺害後、人生が終わったと思い、ふと以前にコンビニの女性店主が自分の悪口を言いふらしていたことを思い出した」と話し、Dさんについては、「普段からぞんざいな扱いをされ気分が悪かったことを思い出した」と犯行動機を話した。

警察はCCTV(防犯カメラ)の確認と口座の追跡、通信捜査などを通じチャ容疑者が凶器などを購入した内訳を全て確認した。また、犯行当時、逃走に利用するため盗んだ車と自転車も全て回収した。

チャ容疑者は今月21日に拘束前被疑者審問(令状実質審査)のため移動する過程で取材陣が犯行動機を問うと、「とても悪い人たち」と被害者を非難する発言をした。警察は22日にチャ容疑者の身元情報公開を決定し、キョンギ(京畿)南部警察庁のホームページに掲示した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85