ユネスコによると、ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)と国際自然保護連合(IUCN)は、金剛山を世界遺産に登録するよう勧告した。
正式名称は「金剛山(Mt.Kumgang-Diamond Mountain from the Sea)。
ユネスコがホームページに公開した資料によると、北朝鮮は2021年に金剛山の世界遺産登録を申請したが、当時は新型コロナウイルス禍で評価と審査が行われず、今年、評価対象に含まれた。
世界遺産には「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」があるが、北朝鮮は金剛山を文化遺産と自然遺産の両方の価値を持つ複合遺産として申請したという。
複合遺産はイコモスとIUCNが評価・審査した後、その結果を勧告する。勧告は「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4段階。登録を勧告すれば異変がない限り、世界遺産委員会で登録が決定する。
両機関は金剛山について、世界遺産への登録を勧告するが海金剛地域の海万物相、叢石亭地域を除く残りの部分を文化的景観(cultural landscape)として登録するよう提言した。文化的景観は自然と人間の相互作用によって形成された文化的遺産を意味する。
登録の可否は7月にフランス・パリで開かれる世界遺産委員会で決まる。
金剛山の登録が決まれば北朝鮮の3番目の世界遺産となる。現在、北朝鮮には高句麗古墳群(2004年)、開城の歴史的建造物群と遺跡群(2013年)の世界遺産2件、無形文化遺産5件がある。
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