5月27日のファイナンシャルニュースの報道によると、中央選挙管理委員会のソウル市選挙管理委員会は、イ候補の母親による遊説現場での寄付行為について違法性を調査し、捜査依頼を求めた通報者に対し、5月25日に「本件について調査を行い、違反行為者に口頭で警告を行った」旨の回答を行ったことが明らかになった。
通報者のA氏は、5月23日に「5月21日、複数のオンラインコミュニティやYouTubeチャンネルにイ候補の母親が寄付行為を行う場面の映像が公開された。それを確認した直後に中央選挙管理委員会へ通報した」と述べている。
A氏が言及した映像には、イ・ジュンソク候補の遊説現場で母親が息子への支持を呼びかけるような姿が見られる。イ候補の母親は遊説を見学していた子どもに直接餅を渡し、現場にいた市民と記念写真を撮った。イ候補の支持者たちは映像を撮影しながら「イ候補のお母さんが子ども応援団にプレゼントをあげている」といったコメントも残したという。
この映像が公開された後、子どもに餅を渡した行為が「公職選挙法」第114条(政党及び候補者の家族等の寄付行為の制限)第1項で禁止されている寄付行為に該当する可能性があるとの意見が提起された。特に選挙運動期間中に候補者の家族が財産上の利益(飲食物など)を提供した場合には、同法第257条(寄付行為の禁止制限等違反罪)第1項第1号に基づき、5年以下の懲役または1,000万ウォン以下の罰金に処される可能性がある。
共に民主党のイ・ジェミョン大統領候補の支持を表明したホ・ウナ前改革新党代表も、公職選挙法第114条第1項と該当映像を引用し、問題を提起した。公職選挙法第114条第1項には、候補者の家族が候補者またはその所属政党のために一切の寄付行為をしてはならないと明記されている。
これに対し、イ・ジュンソク候補側は「大統領候補の第1回討論会が行われた日の放送局周辺に支持者たちが応援に訪れた。遅い時間まで両親と一緒に来ていた子どもに、候補の母親が感謝の気持ちとして餅を一つ渡したものである。法違反とは知らずに渡した」と釈明した。
今回の件に関して、選挙管理委員会の関係者は「他の人々にも配ったわけではなく、選挙権のない子ども1人に対するものであったため、軽微な事案と判断した。候補側には選挙法違反に該当することを伝え、再発防止を約束させた」と述べた。
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