衛星を宇宙で修理・給油、サービス開発するベンチャー企業=韓国
衛星を宇宙で修理・給油、サービス開発するベンチャー企業=韓国
宇宙企業のワーカーインスペース(WorkerInSpace)がこのほど、セジョン(世宗)市に研究所を開設し、軌道上サービス市場へ進出することを明かした。創業者で慶尚大学教授のキム・ヘドン代表は、燃料の給油や部品修理などにより中・大型衛星の寿命を延ばすサービスと共に、停車場やホテルなど大型の建造物を宇宙に造成するための技術開発も行う。

キム・へドン代表は2013年から航空宇宙庁において、韓国で初めて宇宙ごみの処理問題を研究した。今後複雑化する宇宙環境で人工衛星を再活用すれば、開発費と運用費を減らしつつ宇宙環境も保護できると考え、軌道上サービスの研究を行った。慶尚大学教授となって同社を創業した後の2024年8月、20億ウォン(約2億円)の投資を誘致した。

同社は2028年、韓国で初、世界では4~5番目となる人工衛星の修理と給油を行うロボット衛星「ベロス(VEROS)1号」を打ち上げる計画だ。宇宙での技術検証後、現在接触を試みている取引先の衛星を対象に、寿命を延長するサービスを提供する。特に産業用だけでなく国防用としての活用にも期待できる。

キム代表は「宇宙で必要なすべての無人作業サービスを提供し、衛星など宇宙関連資産の価値を最大化する」と述べている。
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