全国法官代表会議の金禮英(キム・イェヨン)議長(中央、共同取材)=26日、高陽(聯合ニュース)
全国法官代表会議の金禮英(キム・イェヨン)議長(中央、共同取材)=26日、高陽(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の各級裁判所の代表裁判官が参加する「全国法官代表会議」は26日、臨時会議を開いた。大法院(最高裁)が公職選挙法違反の罪に問われた革新系最大野党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)前代表に無罪を言い渡した二審判決を破棄し、審理を差し戻したことに対する立場を示すかどうかが注目されたが、結論は出ず、6月3日の大統領選後に議論を続けることを決めた。

 この日の会議は代表裁判官126人のうち88人が対面とオンラインで出席し、約2時間にわたり行われた。

 関係者は報道陣に対し「(今後)続けられる会議で上程された案件についてさらに討論し、議決を行う予定」と説明した。 

 代表裁判官らは会議で、金禮英(キム・イェヨン)議長(ソウル南部地裁部長判事)が上程した案件2件について議論した。大法院の決定で生じた司法の信頼と裁判の独立性侵害に対する懸念などについて、全国法官代表会議としての立場を表明するかどうかという内容だった。案件は現場で追加され、計5件が上程されたと伝えられたが、具体的な内容は明らかにされていない。

 次回の会議は大統領選以降にテレビ会議形式で開かれる予定だが、正確な日程は未定だ。


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