双方はこの日の午後、ソウルのKBS(韓国放送公社)本館で開かれた “大統領選挙候補者テレビ討論会”で「皆が共存できる社会統合案とは」という司会者の問いに対し、それぞれ先のように答えた。
イ候補は「政治が最近少し変わってしまった。相手を尊重して対話し認め、また妥協すべきなのに、相手を除去しようとしている」とし「最も極端なかたちが、今回の内乱事態だ。野党を完全に除去しようとしたのではないか」と語った。
つづけて「このようなやり方では社会の対立が解消されるのではなく、敵対と嫌悪・憎悪が増すだけだ」とし「今回の内乱事態を克服すること、厳格に審判すること、これこそが最も重要な方案だ」と訴えた。
一方、キム候補は「自分自身(イ候補)に関する公職選挙法違反事件を大法院(最高裁)が有罪と判断し、2審の無罪判決を破棄して審理をソウル高裁に差し戻したので、この大法院長(最高裁判所長官)を『聴聞会に出席させる』『弾劾する』『裁判官を百人選出する』という、このようなやり方で勝手に大法院までも思いのままにしようとしている」と指摘した。
つづけて「ところで(このようなことを言っている)イ候補自身が、5つもの裁判を受けている」とし「ウソと腐敗を根っこから取り去ることこそが、国民統合の第一歩ではないだろうか」と力説した。
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