文化体育観光部のロゴ(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部が6月から11月にかけて、韓国在住の外国人コンテンツクリエイターが韓国内の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産や名所を巡るプログラム「2025ユネスコ文化遺産および名所探訪」を計5回実施する。

 韓国にはユネスコの世界文化遺産が16件、無形文化遺産が23件、「世界の記憶」(世界記憶遺産)が20件ある。

 プログラム参加者は6月に全羅北道・井邑と釜山を訪れる。

 井邑では朝鮮王朝時代の教育機関だった「書院」の一つ、武城書院で韓国性理学の歴史を学ぶ。1894年に起きた「東学農民革命」(甲午農民戦争)を記念するために設立された東学農民革命記念公園も訪れる。

 釜山では、朝鮮戦争当時の臨時首都としての歴史的な場所を訪問し、甘川文化村で多彩な風景を観賞する。

 9月には京畿道の広州と水原を探訪する。広州・南漢山城と水原華城で歴史的事件や人物にまつわるエピソードに触れる。

 10月の訪問先は全羅南道・麗水。李舜臣(イ・スンシン)将軍が壬辰倭乱(文禄・慶長の役)時の7年間にわたりつづった日記「乱中日記」を中心に、李将軍の生涯と朝鮮王朝時代の海戦の歴史を探訪する。

 11月は最後の探訪地、江原道・平昌を訪問する。キムチ漬け行事で無形文化遺産に登録されているキムチ作りを体験し、国立朝鮮王朝実録博物館、広川仙窟も訪れる。

 文化体育観光部は各回ごとの探訪の記録映像を制作し、韓国の文化や歴史、政策などの情報を発信する「コリアネット」のユーチューブ公式チャンネルで公開する予定だ。

 同プログラムの詳しい内容は公式ホームページ(https://www.heritageinkorea.kr)で確認できる。


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