共に民主党は保守系の両候補の一本化が実現することを想定し、選挙に与える影響を分析する一方、一本化が行われても同党の李在明(イ・ジェミョン)候補が勝利できるよう支持層の結束を図っている。
共に民主党の金民錫(キム・ミンソク)常任共同選対委員長は23日、ラジオ番組で、「金文洙候補と李俊錫候補の一本化は変数ではなく定数」と述べ、両候補の一本化が大統領選直前に電撃的に実現する可能性を念頭に置いていることを示した。
世論調査会社の韓国ギャラップがこの日発表した調査結果によると、大統領選候補者の支持率は李在明氏が45%、金文洙氏が36%、李俊錫氏が10%だった。保守陣営が結集している中、金氏と李俊錫氏が一本化する場合、李在明氏と接戦になる可能性を否定できない状況だ。
共に民主党は一本化のカギを握る李俊錫氏をけん制している。金民錫氏はフェイスブックに「原則のない野合は百回あっても無意味で、今回の大統領選で韓国政治から永久に退場するかどうかを決めるのは李俊錫候補次第だ」と書き込んだ。同党の李光宰(イ・グァンジェ)共同常任選対委員長はラジオ番組で、「李俊錫候補が金文洙候補と一本化していないのはよくやっていることだ。一本化すればバカ」と述べた。
共に民主党は大統領選終盤まで楽観論を警戒し、支持層の結束や選対関係者の失言防止などに注力する方針だ。選対は関係者らに対し、公の場で「楽勝」「圧勝」などの言葉を使わないよう呼びかけている。
李在明氏はこの日、金文洙氏と李俊錫氏の一本化について、記者団に「李俊錫候補は結局、内乱勢力との一本化に乗り出すのでないかと予測している」として、「国民が内乱勢力と憲政守護勢力のどちらかを選ばなければならない」と強調した。
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